銀河系軍団

ruicostaryo2005-08-30

年々規模が小さくなっているとは言え、今年もレアルマドリードロビーニョジュニーニョ・パプティスタとクオリティの高い選手を獲得した。
ジダンとパボンって言葉がある。これは、ジダンに代表される他クラブから獲得したビッグネームとパボンのように下部組織で小さい頃から育てた選手だけでクラブを構成するクラブの姿勢を示した言葉だ。ビッグネームは移籍金(違約金)も年俸も高い。しかし、実力に疑いの余地はなくサイドビジネス(ユニフォーム、海外ツアーなど)で掛かったコストを回収できる。下部組織から育てる場合お金はそれなりで手間はすごく掛かるけど、獲得の際に移籍金は発生しないしサポーターが思い入れる度合いは強くなる。プランどおりに行けばいわゆる持続可能な開発が出来る仕組みだ。
しかし近年ではこの原則を崩しつつある。グラベセン、パブロ・ガルシア、ディオゴなどの補強は的確だったことも確かだけど、いい意味でも悪い意味でも普通のチームになりつつある。なので、どこかに別の銀河系軍団はいないかと考えた。
エウレカ!ちょうど11人で構成できる銀河系軍団が日本にあった。
GK…相楽美佐枝ゴールマウスに鍵を掛ける守護神。年齢に似合わずキャプテンマークを付けていたエピソードも残るほど信頼は厚い。)
DF…藤林杏(強烈な威力を持つレフティー。しばしばその様子は悪魔に例えられる。展開の第一歩は左サイドのフリーランニングから始まる。)、伊吹風子(長期離脱からの捲土重来を期す。ポテンシャルは世界の一線級。実際に見た人はあまりいない。)、伊吹公子(攻撃的選手が多いチームにあって数少ない癒しのプレーヤー。本職はボランチ。しかし、チームのためにこの位置。)藤林椋(逆サイド偏重を調整するバランサー。守備だけでなく機を見て攻撃に参加する懐の深い選手。)
MF…坂上智代(見た者の時間を止めるほどの華麗さと当たりの強さを併せ持つ現代サッカーに対応した古今随一のファンタジスタ。兄ではなく弟のため、このほどキャプテンマークを巻く。国際大会での優勝経験あり。)、春原芽衣(北から来たボランチジダンとパボンのどちらにも当てはまらない中学生。武闘派っぽく見えるが、テクニックは割合にある選手。)、一ノ瀬ことみ(実生活での頭の良さはともかくとしても、戦術眼は恐らくチーム一。華麗さは無い。ただ、感動がある。一押し。)、宮沢有紀寧(見た目で判断してはいけない。ボランチ・トップ下・フォワードに対応できるユーティリティプレーヤー。裏打ちするのはフィジカルと左右両足のシュート力。)
FW…古河渚(フィジカルの弱さから周りの足を引っ張ろうとも、存在自体が前提。ライバルは多いがチームの魂はお前なんだ。)古河早苗(まだ、この年齢なのか。あるいはもうこの年齢と捉えればいいのか?―よくわからないけど得点王。)
…ゴメス。でも、チャンピオンズリーグよりもキャスト発表の方が正直楽しみだった。CLANNADは年に一度必ずある訳じゃないから。
色々調べたらフランス大会のMVPはジダンじゃなくてロナウドだったんだと結んで、清浄化もとい正常化を計ってみる。
無理そう。明日は駒場だ。