フランスでの暴動

クレジットカードは海外で暮らしているわけではないので別にいらないが、日曜日の夜にまとまったお金が欲しい時には役立つ。他の金融機関からお金が引き出せないので。
最も存在を感じたのは旅行先のフランスだった。僕たちが西洋人の顔の見分けが付かないように向こうがこっちを見分ける身分証代わりにもなった。色んな人がいるのだなとはその後に乗った地下鉄で世界中の人種が一まとめにされた実感からも裏付けられた。
また、特にサッカーのフランス代表は移民が多い。主な選手だけでも、
ジダン(両親がアルジェリアから移住)
アンリ(両親がカリブから移住)
トレゼゲ(アルゼンチンから移住)
ビエイラ(セネガルから移住)
となっている。他にもおしなべて純粋なフランス人(キーパーのクーペくらい?)を見つける方が難しい位だ。
フランスは2年前の大統領選でシラク大統領と決選投票までもつれ込んだ対立候補(名前忘れた)は移民排斥を掲げてた気がする。確か。そうじゃないシラク大統領でもこんな状況なのだから移民やその子供を取り巻く状況は僕が想像しているよりもっと厳しいのだろう。
地下鉄で人種一まとめの実感を受けたと述べたが、実際の人種の割合はそうでもなく白人がやはり多い。運賃の安い地下鉄(どこまで行っても1.3ユーロ)にはあまりお金持ちの白人は乗らず、必然的に人種は雑多になる。シャンゼリゼのヴィトンのキラキラしてたオブジェを横目にホテルに向かおうと地下にもぐるともう一つのパリがあった。
歴史のある建造物も素晴らしかったけれど、何かしなくちゃなと思ったのが一番の思い出。例えそれが表層的にでも。
日本は世界でもトップクラスに移民認定が厳しい。だから、安全でもあるけれど他の国との融和も進まないのだろう。
いや、国籍に関わらず悪い人やずるい人はいないで欲しい。福岡の殺人事件とかは「もう帰れ!」って思った。