夜の池袋

この一週間は忙しかった。
なので、たっぷりゲームをして東池袋のとある本屋の軒先で女の子達が列を成しているのを横目にハンバーグを食べに行った。美味しかった。時期的にクリスマスを意識するこの時期、休日ともなると町を歩くカップルに若干知覚過敏。ピリッとしみる。かつてなら忸怩たる思いを抱きつつ家路に着いていた。でも、今日の僕は気分が穏やかだった。
街を歩くカップルを構成する男と女を見てみると、明らかにカップルと判断できるのは半数に過ぎない。あとの半数は、ここでは言いづらいけど経験から言えばビジネスライクな関係と推測される。
こっちに引っ越してくるまでは池袋が東京の中で一番嫌いな街だった。僕は汚いものを見るのが嫌だったし自分がそうなるのも嫌だった。でも、そう思ってた自らの手こそ醜かったのに気付かせてくれた。また、汚かろうが何だろうが自分なりにやって行けばいいんじゃない?と言い添えてくれた場所でもある。
池袋が(東池袋も)大好きだ。来年の拠点は信濃町飯田橋・池袋のどこかになると思うけど、近くの不動産屋さんと相談して給料で払える範囲内なら留まりたい。