これが池袋の魔力か

ペリカン便の呼び鈴(本ありがとう!)で起床。睡眠時間はまたも4時間半。メールが届いてたので、あわてて新宿へ向かいご飯。骨ごと煮た鶏とスパイスの辛味が白熱する討論会のようにファーストタッチではまとまりがなさそうに見えながらも食後には意見が収束している味。それが中村屋クオリティ。サインが入ったデルピエロのユニフォームがあったのは謎。
渋谷でローボールヒッターと別れた。話題の中心は15歳のアスリート。最近では自らもローボールヒッターではないかと疑う。テイルズをしなければと真っ先に帰るはずだったが、たまたま帰りの交通手段に選んだバスが咆哮したくなるくらい遅かったので街中をぶらぶらした。バスは忌諱すべきものだ。だがしかし、今日はアシストを記録した。ひょっとしたら相沢祐一氏よりも劇的に7年ぶりの再開を果たす。
「あれ?もしかしてアルク(仮名、以下略)?」
「そうだけど、もしかしてryo(仮名)?相変わらず横も含めてデカいね。」
「いやこれでもピーク時よりは絞れたんだよ。高校以来で久しぶり。」
「こっちもそうじゃないかと思ったんけど、ryoと確信するまで声は掛けられなかったんだよね。ごめん。」
「気にしなくてもいいよ。久しぶり。」(対外用の白々しい笑顔)
「今どこに住んでるの?」
「えっと…グリーン大通りを南下して…(以下略)」
「うっそ!ホントに!!」
土を耕し、種をまき、収穫する。三つの過程でオタクも成立する。僕にとっての土を耕した人、それが彼。高3の夏に彼からサクラ大戦2を受け取り、受験生にもかかわらず休み中のプレイ時間は100時間を越えた。それが全ての始まり。二人とも郷里から疎遠だったことが出会いを難しくした。
しかし、今日僕達は出会ってしまった。
全くのアポなし。7年ぶりながら3秒で互いに視認。事実だけを抜き出せば何かのシナリオだ。そんな雰囲気に水を差す但し書きが一つ。会った場所は、BSG池袋店QMA3前の椅子(プレイ中)。
…やはりスタンド使いは呼応するもの。言葉の意味を今日ほど噛み締めたことはない。聞けば、現在の住所は丁目まで同じ。
楽しいことになって来た。