ドリーム・バルサ!

ルーニーとパクをサイドに配したのは、
二人に‘運動量’かつ‘決定的な仕事かそのお膳立て’を求めたのが理由で
前半の途中までと後半開始から途中までは危なかった。
ロナウドはやっぱりキレてたし、マンチェスターのプレスは掛かってた。
先取点次第でどうころぶか分からない試合だった。
ただ、それ以外の選手の押し上げが不十分だったため、
サイドハーフルーニー・パク)とサイドバック(エブラ・オシェイ)の間を
バルセロナは上手く使った。
特にバルセロナから見た左サイドを使ってた。
マンチェスターの後半開始での交代の意図は、
真ん中は堅かったから、センターハーフから一枚抜いてルーニーを右に持ってったんだと思う。
ただ、シャビとイニエスタに預ければある程度は大丈夫って手ごたえを
バルセロナは前半のパス回しで持てたので、
自信を持ってまわせてそれがマンチェスターの選手に絶望感を与え→以下好循環へ続いた。



バルセロナは相手がどこだろうとやり方をあまり変えず、ひたすら攻める。
チェルシー戦とは逆でそれがいい方に出た。
今までマンチェスターに勝てなかったチームは敬意を払いすぎてた。
必要以上の敬意は‘卑屈’って言葉に置き換えられる。
それが原因でパフォーマンスに影響が出るなら、敬意なんてない方がいい。
いいメンバーで手堅いサッカーをするチームよりも、
いいメンバーで楽しいサッカーをするチームが勝って欲しいと思ってた。
アバン先生(ダイの大冒険)の言葉を借りるまでもなく、
力なき正義もまた無力だから高邁な理想を掲げるだけでは意味がない。
ただ勝とうとするだけのチームに対抗するためのフィジカルとスタミナを身に付けながら、
やりたいことをやったことにレアさがあり美しい敗者にならなかった原因の一つだ。
実生活でも見習いたい。