スタンスの違い

最近は食に傾斜しております。昨日友人達と西日暮里近くの‘神名備’に行きました。御夫婦二人でやってるせいか週二日は休みで昼しか営業しない日もあると聞きましたが、真心のこもった味に納得。二人でしか出来ないし、もっと営業時間を増やしたら質が落ちてしまうかもしれません。入り口に積まれていた瓶詰め本醸造の醤油で外れ無しの確信。美味しいと言われる店でもここまでこだわっている店は少ないです。大抵は缶の醤油です。しかし、醤油を先に取られたので塩を頼みました。基本の材料(豚・鳥・モミジ・野菜)を一通り使いながらどれかがでしゃばることのない渾然一体の旨みを感じた相当難易度の高いスープでした。例えば豚骨ラーメンなら臭みが苦手な客には敬遠されます。そういう食材の点でリスクを避けた、悪い意味ではなく最大公約数的でした。麺のかん水が強い気もしましたが、看板である神名備そばの無かん水卵麺との食感の違いを楽しんで欲しいとのメッセージと受け取りました。醤油には焦がしニンニク、塩には背脂ニンニクをアクセントとしていて飽きません。神名備そばは、コンソメ風味。僕の所からはすごく遠いのですが、神の鎮座する山に幸せな記憶を求めまた来ようと思いました。まだ全てのメニューを食べていないので印象は申せませんが、チームとして言うならキエーボ・ヴェローナ
似た味との比較をしようと、今日は‘梅もと’に。味に関してはバランス型で似ています。相変わらず美味しいです。しかし、この店は店主が二回行って一回いれば良い位従業員任せにします。評判を損なわないかと心配します。実際、店主がいた方がぜんぜん美味しいんですけど従業員を良くも悪くも信じているんでしょう。違うものとして食べればイケますし。今日も僕が食べている途中にあっさり帰宅。もう見慣れましたが、面白い。
双方を比較すると前者に行きたいと思われる方が多いでしょう。しかし、ラーメン屋はラーメンで判断するものです(不快な接客、汚い店内とか味以前の問題もありますが。二つの店はどちらとも問題ないです)。美味しかったらもう一度行けばいいし、美味しくなかったら行かなきゃいいんです。簡単なことです。
両者の味比較は普通のラーメンを食べるなら神名備です。しかし、梅もとのつけめんは醤油・塩⇔神名備よりもおそらく変化が付いています。店主が間違いなくいるなら、店自体は互角です。つけめんの麺大盛りは無料ですしね(何と10玉まで!)