虚淵asNo.1

文庫になっていたし、村上龍希望の国エクソダス』を通読する。これで三回目。
間を置き見返しても、新たな発見がある本=良書だ。
今と同じような市況を00年に現実にあることとして書いている点で慧眼としか言いようがない。


で、話は変わって虚淵玄の最新作、ジャンゴをさくっと総プレイ五時間でコンプした。
短いよ、短すぎるよ、このゲーム。
相変わらず、この人は味わいのあるキャラを惜し気もなく使い捨てにする。


二つの作品から感じたのは、変革はまず立ち上がった皆のランドマークである指導者の資質よりも、そのすぐ後に続く進取の気質を持っている有象無象の第一グループが持つエネルギー量と彼らが選択する手段の巧拙で結果が決まる。
例えれば、ゲバラが生前どんな人物でどのような理想を本当は持っていたかを明らかにするよりも、キューバベネズエラの対米政策を比較することの方が意味がある。


まあ、意味が良く分からないけど、つまりは虚淵はガチと認識して欲しい。奈須よりも。